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執筆者の写真東京みなと山の会

北海道/天塩岳 (1,558m)


 

北海道/天塩岳 (1,558m)

メンバー:Lみっちゃん、Mツッチー・しずく

日程:18/8/24 羽田発14:00発→旭川空港16:00着

天塩ヒュッテ泊

18/8/25(土) 天塩ヒュッテ登山口(763m) 5:15→ガマ沢渡渉(7回)7:00→分岐7:40→前天塩岳(1,540m)9:35→天塩岳(1,558m)10:45→天塩岳避難小屋11:45~12:15→円山(1,433m)13:00→分岐13:30→沢渡渉14:20→ 天塩岳ヒュッテ15:00       (行動時間 9時間45分)  

 

台風19号・20号の行方を気にしながら東京を出発する。旭川空港は曇天だった。200名山の本を開くと1座目に書かれている「天塩岳」を目指すため、本日の宿泊先の天塩岳ヒュッテにひたすらレンタカーを走らせる。旭川空港から約1.5時間かかり、18:30にヒュッテに到着する。まだ外は明るく、ヘッデンは必要ではなかった。

ヒュッテは写真の通り、三角屋根の立派な小屋で 内も大変に整理され畳敷の広間になっており、真ん中に大きな薪ストーブが設置され台所も付いていた。


小屋の脇には、うず高く薪が積まれていた。多分、今頃は薪ストーブで暖を取っているのでは・・・思う。

夜明けには星も見え、出発時は 青空ものぞいていた。天候の回復を期待して小屋を後ににする。最初の渡渉は鉄製のしっかりした橋を渡る。次の渡渉部は、1週間前の雨で流され、木製の橋は木板が半分に折れていた。最初から靴を濡らす訳にはいかず、靴を脱いで渡渉する。2m程度の川幅だったが、さすがに水は冷たい。その後は木板が2枚組んで橋かけをしてある場所や1枚板の所を右岸・左岸と7か所を渡り返して前天塩岳の登り口に入る。


白いダテカンバの幹が並び、まるで別荘地を散策するようだ。急なジグザク道を登り切る頃に、雨が予報通り降り始めた。這松帯に入ると稜線のガスの切れ間から「天塩岳」と「西天塩岳」の峰が望めた。這松帯から岩礫帯に入ると、コマクサの株が幾つか見られた。盛りを過ぎた花たちではあったが、季節が遅いのだろうか?白いコマクサも咲いていた。岩礫のペイントマークに導かれ前天塩岳山頂に到着。風が強く、山頂では写真撮影のみで下山する。天塩岳に向け下山開始するとピタリと風が止む。山の裏表でこうも違うのかと、改めて感じた。北海道らしい骨太の這松帯を下り・登り返すと、ナキウサギの「生息」する天塩岳山頂に辿り着いた。雨も強く降りはじめ、風も強くウザギさんを観測する余裕もなく、ここでも写真撮影のみで避難小屋に向けて下山する。コースタイムで20分とあるが、50分もかかってしまった。避難小屋も三角屋根でトイレは別棟になっている。ここで、ゆっくりと昼食を摂る。

円山までは文字通り緩やかな斜面で「ウラシマツツジ」が赤い毛氈の様に拡がっていた。下山にかかるとスピードアップとなり、足元に集中しなくてはならない。皆無口になり熊鈴だけが響いていた。分岐で「沢コースを通らない新道に下山」し、リーダーが車を回収する案も提示されたが、すでに靴の中はぐちゅぐちゅなので、靴のまま沢を渡る。9時間を要してヒュッテに到着する。我々以外に1台の車が止まっていた。ヒュッテのノートから鳥取から来た女性2人が2時間遅れで登山していた。我々独り占めと思っていたが、仲間がいた。着替えを済ませ、一路「芦別岳」に向かう。

    しずく:記



 


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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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