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執筆者の写真東京みなと山の会

北ア 奥穂高岳(3,190m)~ジャンダルム~西穂高岳(2,908.8m) 百名山

更新日:2019年10月13日


日程:18.09.21(金)21:00南浦和駅発 (フッ君車)

   18.09.22(土)1:05 沢渡着〜4:00起床タクシー〜5:30上高地バスターミナル〜着

         6:10出発〜涸沢小屋〜ザイテングラート〜穂高岳山荘着

    18.09.22(日)5:20出発〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳〜西穂山荘着

        (プー子様Gと合流)

   18.09.23(月)6:00出発〜田代橋〜散策〜上高地バスターミナル〜タクシーで沢渡へ

         フッ君車で帰宅  

参加者:L:フッ君、M:彦にゃ。

コース

●18.09.22(土)  6:10上高地出発〜8:10徳沢館〜8:40横尾山荘〜11:45涸沢小屋〜ザイテングラート〜14:23穂高岳山荘着 コースタイム8:40所要時間8:12 距離18.2km 累計高度(+)1,915m、累計高度(−)432m

●18.09.22(日) 5:20穂高岳山荘出発〜6:05奥穂高岳登頂〜7:32ジャンダルム〜9:30天狗のコル〜11:28間ノ岳〜12:32赤岩岳〜13:32西穂高岳〜15:29西穂独標〜16:59西穂山荘泊(プー子様Gと合流)コースタイム:8:50 所要時間11:38 距離5.9km 累計高度(+)794km 累計高度(−)1,410m

合流:L:プー子様、M:ベル子、ゲスト 合計5名(2パーティ)

●18.09.23(月) 6:30西穂山荘〜8:40田代橋〜上高地散策〜上高地バスターミナル 田代橋まで コースタイム:2:30所要時間2:10 距離2.9km 累計高度(−)1,120m

行程

21日(金)夜東京発〜沢渡仮眠翌22日(土)プー子様グループと一緒に沢渡仮眠3時間、タクシーで上高地バスターミナルへ直行。プー子様達とは別れ6:10眠気と戦いながら雨の中フッ君と2人で穂高岳山荘を目指しました。2~3日前まで不安でいっぱいだったのに上高地に入ったら俎板の鯉。11:30頃まで雨が続きましたが、涸沢近くから雨が上がり素晴らしい紅葉が望めました。涸沢小屋では豚汁を食べて30分の大休止。ザイテングラートを超えて14:23穂高岳山荘に到着。コースタイムより27分短い8:13の山行でした。(フッ君からよく頑張った!)穂高岳山荘でゆっくりと休養した。









23日(日)5:20ジャンダルムに向けて出発。

意外に冷静。小屋脇の奥穂高岳に取り付き直ぐにハシゴを登り岩登山が始まりました。ここから西穂高岳まで一般登山道は一切なく、気の抜けないガレ場、痩せ尾根、ナイフリッジ、岩登り、岩下り、岩場のトラバースだけです(私の印象ですが)。

 直ぐに明るくなりヘッデンを外し、40分位で奥穂高岳山頂です。まだ寒いため2人ともにレインウエアー着用で記念撮影。そこからは近くに槍ヶ岳やこれから通過する最大の難所馬の背!そしてジャンダルムの勇姿がはっきりと見えます。ジャンダルムは昔見た西部劇のアリゾナのグランドキャニオンみたい(笑)、

 ジャンダルムが近づいてくると山頂に本当に小さく人が見える。正面は垂直に近い壁、あそこ登れるのかな? 先ずは一番の難所馬の背、流石に越えるのが厳しい。両脇切り立った絶壁で足場は狭いしフッ君にもっと腰を低くしてとか注意を受けながらやっと通過してほっ!この時は結構まだ風が強かった。

 ジャンダルムに近くと向かった正面からではなく脇に回り込んで7:32登頂し写真撮影。此処までも大変だったが然し此処から長く険しい山行続きで気が抜けない。岩・岩・岩のピークの連続。安心してゆっくりと休む場所もない。天狗のコルを超えると大きいところでも間ノ岳、赤岩岳と続く、正直もう岩登りはいいやって思ってきて、しずくさんもちろんフッ君から「気持ちをしっかり持って!気力だよ!」と言われた事を思い出す。気を引き締めて一歩一歩西穂高岳へ向かう。

 漸くの思いで13:32西穂高岳到着! フッ君から「彦ニャさん破線が終わったよ!これからは実線の登山道だからね」と言われて嬉しかった。でも体力がかなり落ちている。歩き始めたが今までとは違って歩き易い岩場なのに時間がかかる。そしてそこから結構ピラミッドピークとか岩場のピークがいくつもある。独標を過ぎてやっとストックを出せる登山道になった。疲れて足は棒の様で30cm位の高さの岩がヒョイと降りられない。西穂高岳から西穂山荘までの下りのコースタイムが2:10のところを3:31と大幅超過。やっとの思いで山荘に着いた。

 山荘の庭では何とプー子様、ベル子さん、ゲストさんが出迎えしてくれて感激でした。着いてからも30分位呼吸が荒く、腕が小刻みに痙攣していた。

 全コース岩場で普通の登山とは全く違う。今までの登山経験で比較出来ない全身が一番疲れた山行でした。でもやり遂げた!憧れのジャンダルム。そして憧れだけでは成し遂げられないジャンダルムはそれ自体が大変ではなく、その前後の長い危険な岩場を乗り越えて初めて成し遂げられる事が判りました。最高の天気に恵まれ、素晴らしいサポートを受けて初めて達成できました。フッ君ありがとう!





















24日(月)6:30上高地に向けて出発。

昨日あれ程痛かった足が、ストレッチやアミノサプリ、ロキソニンでどうやら持ち、コースタイムより短い時間で下山できた。




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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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