●山 域:北アルプス
●日 程:2024年9月15日(日)~9月21日(土)
●メンバー:プー子様(リーダー) フーミン
●コースタイム
9/15(日) 新宿バスタ 22:55 夜行バス - 平湯温泉バス停 4:15
9/16日(月) 平湯温泉バス停 7:00 - 新穂高温泉バス停 7:32
新穂高温泉バス停 8:05 = 風穴 8:42 = 中崎橋 9:00 = 笠新道入口 9:10 = わさび平小屋 9:20 = 小池新道登山口 9:54 = 秩父沢出合 10:55 = イタドリが原 11:50 = シシウドが原 12:36 = 鏡平山荘 13:45
9/17日(火) 鏡平山荘 6:37 = 弓折分岐 7:25 = 双六小屋 8:45 = 双六岳 10:09 = 丸山11:22 = 三俣蓮華岳 11:49 = 三俣山荘 12:55
●歩程 10時間21分+休憩1時間53分 行動時間 計12時間15分
北アルプスへ新穂高温泉から入り、高瀬ダムまでのコースを縦走してきました。
9/15 新宿駅は連休のためたくさんの人の熱気にあふれていました。10:55発の平湯温泉行の夜行バスに乗るためバスタにむかいました。少し雨がふりだし、湿気が多く重いザックで、すでに大汗です。定時に出発。社内は少し余裕がある程度の人数です。平湯まで一時間ごとにトイレ休憩があるためなかなか眠れぬまますこし遅れて4時過ぎに平湯バスターミナルに到着しました。そこで降りたのは、私たち二人ともう一人の男性のみ。真っ暗なバスターミナルの停留場で待合室があく 5:00まで外のベンチで仮眠をとり、再び7:00の新穂高温泉行のバスまで待ち、登山口に7:40到着です。
9/16 曇りのち晴れ。山頂に向かって霧が立ち登るなかわずかに晴れ間もみえます。
朝食を新穂高センターのベンチで簡単にすませ8:05出発です。水2Lとヴァームゼリー、行動食等をつめこみ、慣れないザックで登り始めます。風穴、中崎橋までは平たんな道でウォーミングアップです。天気が回復してきたので、かなり蒸し暑く温度があがりとてもあつく、汗がながれます。風穴でホッとして通りすぎ、ブナ林に囲まれたステキなワサビ平小屋で休憩です。さらに林道を進み、小池新道の入口まで登りつづけます。沢の音が聞こえ始め秩父沢出会まで登り水場です。弓折尾根にむかって登りつづけ、灌木の多い斜面を上がりやっとのことでイタドリガ原を超えシシウドが原、鏡池を超え、ハアハアと息を上げ、ひたすらのぼりつづけ体中から滝のような汗がながれ鏡平山荘へ13:45到着しました。天気は徐々に曇りはじめ、ガスがかかってきました。名物のかき氷とビールで昼食をすませ今日は初めての鏡平山荘に一泊です。小屋は新しくきれいです。トイレもウォームレットで紙ナプキンつき、乾燥室も強烈で、すっかり汗で濡れた衣服を乾かすことができ翌日への準備ができました。とても山小屋とは思えないきれいな環境に唯々びっくりで感動しました。
9/17 4:30起床 朝食は5:30と思い込み少し寝過ごしてしましました。食堂へいったら5:00からとのことで私たち二人分のみの食事が残されていました。食事をして山荘の外へ出てみると雲の間からわずかに槍ヶ岳がみえます。昨日はほとんど見えなかった稜線が雲の流れでみえます。準備をして、急いで鏡池までおりて、鏡池に移る槍ヶ岳にカメラを向けました。近くにいた男性にカメラポイントを教えていただき一瞬のチャンスですが槍の穂先が鏡池に浮かびました。慌ててカメラをとりました。(説明しないとわからないかも??)しっかりと肉眼で鏡池の槍が岳をみつめがること3分、また雲がかかってきました。朝焼けで少し赤くなった槍の穂先です。
身支度を整えて、6:37分出発です。山小屋の客は殆どいなくなり私たちが最後の方でした。小雨とガスの中を尾根に出て弓折岳分岐、弓折岳、尾根上の道、初秋のナナカマドの真っ赤な実のトンネルをいくつも抜け、お花畑がひろがる道は夏の残花を残し、木道をわたって、尾根から少しは離れた双六小屋へ8:45到着しました。双六小屋から一気にハイマツの斜面を登り、稜線ルートから双六岳山頂をめざし、稜線に出ると実に広々として、霧で道がわからなくなるようです。10:09広々とした双六岳山頂ですが霧で稜線がみえません。丸山から三俣蓮華岳に進みます。気をとりなおして、さらに進むと稜線伝いに可憐なお花がさいていました。霧雨の中でいきいきとお花が咲いています。広々とした三俣蓮華岳の道標に11:49到着。ここから少し離れたところが三俣蓮華岳の三角点のようです。写真を撮っていると別のパーティの人が「ライチョウがいる」と言っていて私も発見!! 三俣山荘への直下の道に山頂から5羽ぐらいのライチョウの群れが登山道の横に人を恐れることなく動いています。岩の上でまさに歩いているのですが、保護色で岩とかさなり目をよく凝らさないとわかりません。わずかに羽をバタバタさせて飛び上がろうとする時に、お腹の白い部分を確認して存在がわかります。じーっと見つめること10分以上。すっかり魅了されて止まってカメラを構えました。天気は霧と曇りでしたがライチョウがみられたことで満足して三俣山荘へむかいました。山荘への道は少しだけ晴れてきて、眼下に黒部源流と三俣山荘、正面に鷲羽岳が見えてきました。ナナカマドの真っ赤な実の林を抜けると、12:55 三俣山荘に到着しました。断水のため、小屋の前の水場は中止されていましたので、荷物を置いて近くの水場に水を汲みにいきました。
三俣山荘の2階の喫茶兼食堂にて、白ワインとチーズケーキセットにて昼食をすませました。夕食はジビエシチューをいただいて無事2日目終了です。天気は、秋雨前線の停滞でだんだん下方に向かっていました。今回はどこの山小屋も混んでいずゆっくりと山小屋での時間を過ごすことができました。
一緒に山行してくださったパートナーと山荘の方々に感謝です。〈後半へ〜〉 (記:フーミン)
写真:鏡池からの槍ヶ岳、ナナカマド
写真:三俣蓮華山頂、三俣山荘
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