●山行日 2022 年 10月1日(土)~2日(日))
●メンバー L:ヤジ、M:カール、NORI 、ユッキー
●行 程
1日目 沢渡よりタクシー~帝国ホテル前(カールさんは上高地散策)~焼岳登山口~焼岳小屋~中尾峠~焼岳北峰(2,444m)~広場~新中の湯登山道入り口~中の湯~合流後矢島車にて乗鞍高原(美鈴荘泊)
2日目 乗鞍高原観光センターよりバス~畳平~富士見岳(2,817m)~肩の小屋~剣が峰(3,026m)~肩の小屋~畳平~乗鞍高原観光センター
10月1日(土)
前日夜に沢渡駐車場に到着。駐車場は異常ともいえる程の満車状態だが、なんとか車中で仮眠が出来た。まだ暗い早朝にタクシー待ちの行列に並び、かなり待たされたがなんとか乗車ができた。帝国ホテル前で下車した後、上高地散策のカールさんとはここから別行動となった。
西穂への登山口を過ぎてすぐに焼岳登山
口がある。快晴の登山日和に恵まれ、上高地らしい清涼な空気に包まれて樹林帯をひたすら登る。
天にくっきりと焼岳が映える
登山道にさほどの危険個所は無いが途中に何ヶ所か梯子や鎖場がある。中でもほぼ垂直な梯子があって、このコースの目玉となっている。
高さ10m程の垂直の梯子
森林地帯を抜けると、古い佇まいのままの焼岳小屋に到着した。このコースは此処に有るトイレのみである。携行した食料を摂り、暫しの休憩となった。持参したヘルメットを装着して新中尾峠に向かう。
見晴らしの良い尾根の背後からは大パノラマの穂高岳がせまってくる。
奥穂・前穂そして槍の穂先が見える
此処からは焼岳山頂がすぐ近くに見える。荒々しい岩稜のあちこちに噴気孔があるようだ。先日まで登山規制が有ったので心配したが、噴気量はさほどでも無いようだ。
焼岳北峰の直下
小さい噴気孔があちこちに
笠ヶ岳・抜戸岳そして三俣蓮華と眺望が果てしない
焼岳山頂
下山路は山頂をトラバースして南峰・北峰の間のコルに出る。ここからは明るい南面の氷河地形をひたすら下り、中の湯に向かう。余談だが、私は眩しいのでサングラスを出そうと少し気をそらした途端にごろ石を踏み外し、前方へ転んでしまった。前頭部を打ったがヘルメットを着けていたお陰で裂傷を免れた。不注意を反省しながら下山再開となった。
疲労も溜まる中ひたすら樹林帯を下山する。登山道はお世辞にも良いとは言えないが、再度の転倒はまずいので慎重に、うんざりし始めたところで新中の湯登山道入り口に着いた。
ここから車のある沢渡までタクシーの予定だったが、超混雑のため無理だった。しかし、道中に抜きつ抜かれつの関係だったご夫婦とヤジ―さんが親しくなり、沢渡まで1名ならと送っていただけることになった。さすが人徳のヤジ―氏だと感謝した。そして予定どおり乗鞍高原の宿に着いた。
次第に遠ざかるコルからの噴気を振り返りながら
10月2日(日)
乗鞍の宿は偶然にも前に利用したことがあるのだが改装後らしくて大変綺麗で、特に温泉が良い。疲れた体を本当に癒してくれた。もちろんビール&地酒も最高でぐっすりと睡眠がとれた。
乗鞍岳に向かうには乗鞍高原観光センターからの登山バスに乗り換えとなる。早朝にもかかわらず駐車場はすでに満車だったが予備の駐車場で何とかなった。この日も絶好の登山日和で宿の方いわく、土日の晴天は二ヶ月ぶりだとのことである。
畳平を出発し富士見岳の山頂からの眺望も絶景だった。此処から膝を痛めているカールさんには剣が峰まで無理をせずマイペースで行って頂くことにした。残念ながら4名での剣が峰登頂撮影とは成らなかったが、カールさんも何とか下山バス時刻には間に合い乗鞍高原観光センターで合流して帰京となった。
富士見岳(2,817m)よりバス終点の畳平をのぞむ
山頂付近は多くの火口湖が点在する
御岳山をバックに剣が峰(3,026m)
最後は豪華な信州蕎麦で締めくくりました。
(文責:ユッキー 写真:ヤジ~)
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