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blissimo1935

2023年夏合宿: 尾瀬(燧ヶ岳・至仏山)

●日 程

2023年7月29日~30日 ※28日夜出発


●メンバー

1班:ヤジ~(リーダー)・ナンシー(サブリーダー)・EF30・すーさん・たむたむ・NORI

2班:モーリー(リーダー)・さち(サブリーダー)・ひろちょ・ワッター・堀ちゃん

3班:NIGI(リーダー)・うえきち(サブリーダー)・ユッキー・アラコ・メイ・キュロちゃん

テント班:KIREZO(リーダー)・ターボ・ピート・キベチャン・ミクエモン

※1日目は三条の滝ルート班もあり

 

●コースタイム 

・28日(金) 🚌 23:45東武浅草駅~翌4:00頃尾瀬~5:00頃御池

・29日(土) 6:12 御池(60分)➡広沢田代(50分)➡熊沢田代(90分)➡俎嵓(40分)➡燧ヶ岳/柴安嵓(180分)➡14:00弥四郎小屋

・30日(日) 4:30弥四郎小屋(90分)➡山の鼻小屋(180分)➡至仏山(45分)➡小至仏山(98分)➡12:26鳩待峠登山口

🚌 鳩待峠(各班ごと適宜)~15:00/15:30尾瀬戸倉~20:00頃バスタ新宿

※コースタイムは3班の記録です。


〇1日目 燧ヶ岳

班ごとに分かれて6時過ぎに御池を出発、燧ヶ岳へ。駐車場を横切るとすぐに登山口に到着。ぬかるんだ道にげんなりしたり、美しい景色にアガったりしながら山頂を目指しました。季節柄、とにかくアブ? ブヨ? が多く(しかも大型!)て羽音にビビりまくり。虫よけ必須です! 山頂で全班集合し、記念撮影。その後、班ごとに下山。復路は往路よりさらにぬかるんでいて、最初から最後まで気が抜けませんでした。


〇2日目 至仏山

1日目の様子や帰りのバスの時間、コースタイムを鑑みて、6時半出発を4時半に繰り上げて至仏山へ。山頂付近の木道やそこから見る景色がとてもきれいで、まるで異世界。天上の階段? 天国? こんな景色が見られるなんて登ってよかった~。燧ヶ岳よりも断然登りやすかったけれど、下山のコースタイムはそこそこ長い。山は簡単じゃないですね。


***

美しい景色に山小屋で入るお風呂、おいしい食事に宴会……と楽しいことは多々ありましたが、この夏合宿のいちばんの思い出は、下山時に大雨に降られたことでしょう。当日は午後2時から雨予報になっていて、1時にパラパラきたな、と思ったら、一気に大粒の雨が降り始め、さらに雷まで! 信じられないスピードで雨水が登山道にあふれ、しだいに濁流に。山に雨が降るとこんなになるんですか~泣。



降り始めの登山道(左)があっという間に濁流(右)に。写真提供:(すーさん)

 

稲妻と雷鳴の間隔がだんだん短くなってきた、ヤバイ! と急ぎ足で進んでいたら、光と音をほぼ同時に体感。これ落ちた? 実際、すぐ近くに落ちたようで、列の後方を歩いていたメイさんは「その瞬間衝撃を感じた」とのこと。怖い!

樹林帯で、雨宿りできるような場所もなく、3合目まで下山していたので、とにかく急ぎ足で山小屋を目指しました。自ら濁流に足を踏み入れたわけでもないのに、登山靴の中は濡れてぐちょぐちょ。あ~早く山小屋に着きたい! やっと着いた~~~泣


**

無事に下山できたから言えることですが、この雨天時の山行がとてもよい経験になりました。翌日、濡れた靴で歩かなければならない憂鬱も!

個人山行だと天気が悪いと中止してしまうし、私のように登山歴が短いと大雨にさらされる経験をできていません。実際のところ、雨と雷を前に、速く歩くこと以外に成す術なしで、悪天候対策を見直すよいきっかけになりました(雷は動いているものに落ちやすいとのことで、1班は都度、傘をさしてしゃがみ、雷を逃したりしていたとのこと)。

また、2日間をとおして、夏の登山は時間に余裕を見て見すぎるということはない、という実感です。車中泊や山小屋で寝られなかったり、暑くてバテてしまったり、コースタイムどおりにすんなりいくことのほうが少ない……。尾瀬を気楽に楽しむつもりが、思いのほか勉強になることが多く、とても有意義な山行でした。




(NIGI 記)

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東京みなと 山の会
東京都勤労者山岳連盟所属
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