●日程:2020年8月28(金)~8月29(土)
●メンバー:ミクエモン
●天候:(1日目)ガスのち雨(2日目)曇りのち晴れ
●コース:8/27=(車)=8/28天川村役場駐車場~川合登山口6:30~栃尾辻9:30~日裏山12:20~13:30明星ヶ岳(1,894m)13:50~14:00八経ヶ岳(1,914m)14:30~15:00弥山小屋(テント泊)
8/29 弥山小屋6:50~弥山(1,895m)7:00~7:50狼平避難小屋8:00~12:30川合登山口
初日は川合登山口から弥山を目指した。やはり、今日もガスガスの山行となったが、標高を上がれば上がる程、程よい湿り気が肌に気持ち良い。花の季節は過ぎたと思いきや足元を見ると花が咲いていた。その名はヤマジノホトトギス、のちに名前を知った。またまた足元に蛇と思いきや大きなミミズ、これも後に知ったシーボルトミミズ、蛇のように早い移動にびっくり。その後、しばらく歩くと栃尾辻の旧避難小屋が現れた。この辺はブナ、ツガ、ウラジロモミの森との事だがガスが一面に漂い幽玄な雰囲気でとっても良い感じであった。その後標高を上げて明星ヶ岳に至る手前の登山道を歩く。この辺はかつて天川村と下北山村を結ぶ交通路だったそうだが一面、苔、苔とシラビソの森。シラビソの森は本州最南限との事が環境省の吉野熊野国立公園の案内看板に説明されていた。足元を見ると苔の絨毯にシラビソの幼木がにょきにょきと育ってきている。なるほど、登山道を外して歩いてはいけない。その後しばらく歩くと、ガスが流れて目の前に八経ヶ岳と弥山の小屋が稜線上に見えてきた。明星ヶ岳付近に辿り着くと縞枯れで眺望が良い。弥山頂上付近でも縞枯れ現象が見られた。これは等高線方向に帯状に樹木が集団枯死する現象との事で、だいぶ昔に大台ヶ原でも見た記憶があった。
そして日本百名山にして近畿最高峰の八経ヶ岳(1914・9m)、背景は真っ白だがそれもまた良し。30分ほど山頂にいると雨が降ってきた。一路、弥山小屋へ向かった。チェックインしてビール350mlを2本購入してテント設営。フライパンでツナの焼きビーフンを作りつつビールを飲むが何とも幸せな時間、その日はほぼ満月で月明かりも明るく、深夜は星空が奇麗だった。 (記:ミクエモン)
左上:ヤマジノホトトギス
左中:弥山小屋
左右:テント場に現れた鹿
左下:弥山小屋のテント場
左中:弥山の縞枯れ
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