●山域・山名:鳥取県「鉢伏山」(1,221.6m) 「氷ノ山」(1,509.8m)
●山行日:2019年10月24日(木)夜~10月27日(日)朝
●メンバー:L/プー子様、M/フ―ミン
●コースタイム
【10/24(木) 】
品川BT 20:55(フ―ミン) 浜松町 21:15(プー子様) キャンセル号乗車
10/25(金) 鳥取駅前6::15/7:22-(若桜鉄道)-若桜駅8:14/8:35-(町営バス)-ふれあいの里9:00/高原の家9:30発=氷ノ山避難小屋11:00~11:20=大平頭避難小屋12:30~13:00=鉢伏山14:48~15:00=林道出合15:23-(宿の送迎者)-ハチ高原荘15:30 【泊】
●歩 4h51m+休 1h2m=計 5h53m (コースタイム5h25m)
【10/26(土)】
ハチ高原荘7:30-(宿の送迎)-親水公園7:40~7:50発=地蔵堂8:48=休9:10~9:15 =氷ノ山避難小屋9:50~10:00=仙谷登山口分岐10:45~11:00=氷ノ山山頂・避難小屋11:14~11:40=仙谷登山口分岐12:00=仙谷登山口13:52~14:12=高原の家氷太くん14:30-(氷太くん従業員の方の車)-上湯原温泉「ふれあいの湯」15:00~16:30 -(地元老夫婦のお車)-若桜駅16:40~17:29-(若桜鉄道)-鳥取駅18:25/20:50-(キャメル号)-浜松町10/27(日)6:30着
●歩 5h6m+休 56m=計 6h2m (コースタイム4h50m)
①10月25日
20年前の積雪によるリタイアの雪辱を晴らしに、氷ノ山山行を計画。計画に乗ってくれたフ―ミンと、もったいないから鉢伏山にも行こうということになった。マイナーだがなかなか良い山らしい。夜行高速バスとローカル電車・バスを乗り継いで、20年近く前に建ったリゾート観光ホテル「氷太くん」で身支度を整え小雨の中出発。「氷太くん」で教えてもらった登山口からとりつくが、ものの10分で道を失い迷う。何とか正規の地図ルートに出てホッとする。どうやら近道の古い破線ルートを教えてもらったようだ。気を取り直して、ジグザクの急登と丸木階段を登る。樹林帯で展望のないルートだが、小雨の中ではありがたい。鳥取から兵庫に抜ける古い交通路で古を思ってひたすら登る。
氷ノ山越避難小屋は十字路になっている峠だ。昼食をとり、峠で写真を撮ると避難小屋を後に鉢伏山に向かう。登ってきた道と違い、滑りやすい箇所が所々あり、気が抜けない。雨は予報に反して止むことなく降り続けるが、予想していた寒さがなく不幸中の幸い。大平頭避難小屋を過ぎ、ブナの原生林を抜け、標高100m付近までくると稜線は、その昔牧場だったというだけあり、なだらかな稜線で草原が広がっていた。天気が良ければ、寝転んで昼寝したい位だ。振り返ると氷ノ山方面は若干の紅葉、残念。右手のスキー場のリフトを3~4箇所見送り、誰もいない鉢伏山に到着。ここからは急登の階段とぬかるんだ道を滑らないように慎重に下る。20分程で林道の出合だが、少しでも楽しようと、宿の方にお願いしてお迎えに来て頂いた。
本日はハチ高原スキー場の宿「ハチ高原荘」に泊。貸し切りだった。まったり貸切風呂に入り、豚しゃぶの夕食を頂き、早めに就寝。翌日の本番に備える。
(プー子様記)
②10/26(土)
5:30分起床。前夜の宿泊のハチ高原荘の食堂で貸し切り状態の朝食をとり、氷ノ山の登山口に向かう。天候は雨から曇り午後から晴れ間も見えるという天気予報を頼りにカッパをきて車に乗り込む。宿の主人が、福定親水公園登山口まで送ってくれた。行きかう車もなく、7:40分に到着。パーキングにはすでに数台の車がとまっていた。登山ポストに計画書を投函し、7:50分に出発。沢沿いの道は、前夜の雨で水かさが増え滑りやすい。注意しながら行くと最初の小さめの滝が見え始め、さらに上がっていくと少し大きい布滝が現れた。
このあたりは緑のほうがおおく、ぽつりぽつり黄色の紅葉が始まっている。布滝を見て山腹につけられた登山道をたどる。きれいに並べられた杉の樹林帯を左に眺めてのぼると8:49分に地蔵堂に到着。さらに階段の登山道をすすみ、3か所の水場をこえると、昨日通った氷ノ山越避難小屋へ9:50分到着。昨日は誰もいなかった避難小屋にはすでに親子と兵庫からきた
女性が入っていた。雨は上がっているが、ガスがかかり昨日よりも気温は高くカッパの中は蒸し暑く大汗をかいていた。10月ということで寒さ対策をしていたが、今回はあまり必要がない。避難小屋からコシキ岩までのブナ林の登山道は、黄色と茶色の落ち葉で道が埋め尽くされ、雨のせいですべるのでゆっくりとのぼる。このあたりで、山頂へ上る人と下山で下る人が交互にすれ違う。11:14分氷ノ山頂上避難小屋へ到着。
避難小屋には20人ぐらいの人でいっぱい状態。軽く食事をして11:40分に下山開始。ふれあいの里のバスの時間により、仙谷登山口をめざす。仙谷口分岐12:00。急坂のブナ林を抜け、沢沿いの深い登山道は昨日の雨と台風の影響で水かさがまして、かなり荒れており慎重に下りていく。鎖場も2か所あり予定時間を1時間上回り13:52分に登山口へ到着。18分遅れでバスに乗り遅れ困っていたところ下山したスキー場のアルパインヒュッテと氷太くんの宿のご好意により上湯原温泉まで車で送っていただき、その後も温泉に来ていた地元のご夫婦のおかげで無事若桜駅につくことができた。駅の待合室で乾杯し鳥取駅へ向かった。今回は雨のため景色を眺めることができなかったが、山陰はまだまだ自然が素朴でゆったりとし美しい日本の姿が残る良い山であった。鳥取の人のやさしさに助けられた、山行でした。
(フーミン記)
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