●日程:2019.4.26(金)夜行~4.28(日)
●メンバー:L ヤジ~、M:ハリー、ターボ
●交通 行き 4/26 PM9:00 尾山台にてターボさんPU、PM9:30 狛江駅にてハリーさんPU
中央道調布IC~双葉SAにて仮眠。
4/27 AM4:30起床 韮崎IC~6:00御座石鉱泉登山口
帰り 4/28 御座石鉱泉登山口14:00~ハイジの村「クララの湯」~韮崎IC~帰京
●コースタイム
4/27
御座石鉱泉登山口6:30~7:25西平~8:30七合目~9:00旭岳~9:55燕頭山(つばくろやま)~12:00鳳凰小屋
4/28
鳳凰小屋6:30~7:20地蔵岳~7:50アカヌケ沢ノ頭8:10~8:50鳳凰小屋9:33~11:00燕頭山11:20~12:45西平~13:25御座石鉱泉
5/3からの合宿に備えて足慣らしにアイゼンをつける山を選んだが、小屋の営業もバスの運行もこの日からで、早朝から登る私たちは雪道で踏み抜きで進むことになった。
登山口は水仙の花が満開で、地元の警察の方も注意のパンフレットを配りにくるなど春の山行を盛り上げてくれた。雲は多かったがまだ雨は降っていないのでとても歩きやすかった。登り始めて2時間くらいして七合目の祠の近くで休憩を取っているときに雪が降り始めた。旭岳から燕頭山に向かう急登の途中で雪や凍っている個所が多くなったのでアイゼンを付けた。燕頭山からは平坦な登山道とあったが、道幅は狭く階段が崩れている個所もあり慎重に進んだ。雪はさらに降り続きモミの木はクリスマスの飾りつけのようだった。北側にトラバースする道になると登山道の雪は深くなり踏み抜くとモモのあたりまで潜り込む。やっと小屋に着くとスタッフが気持ちよく出迎えてくれ土間まではアイゼンで入ることができた。テントの方は一人いたが、今シーズン初めての宿泊ということで次の日に写真も撮っていただいた。予定ではこの日に山頂に行くつもりだったが展望も悪く、風も強かったので次の日にして荷物を置いてから談話室のこたつに潜り込んだ。後から到着する方が徐々に増えて楽しく飲んだり話したりと夕ご飯まで居座ってしまった。
夕ご飯のカレーはスパイスが程よくきいてとても美味しかった。
二日目は三時半ごろ出発する方もいたが、前日トレースのないところを歩いてきたので、今日は皆さんが歩いた後を行こうということで6時過ぎにオベリスク目指して小屋をあとにした。天気は最高で北アルプスや八ヶ岳、丹沢の尾根の奥には海も見えた。小屋の方のおすすめのアカヌケ沢の頭まで行くと甲斐駒ヶ岳や北岳が目の前に見える。ハリー持参の360度カメラで写真を撮ったらハロー(後光)が写っていた。ここは天国?などと無駄口をたたきながら小屋に下り、荷物をまとめて下山した。途中での富士山も素晴らしく、燕
頭山では珍しい彩雲(環水平アーク)も見る事ができた。
帰りは明野にあるハイジの村のクララの湯に浸かり、女子の楽しみの買い物をしつつ東京に帰ってきた。
(ヤジ~記)
双葉SAでテントを張り仮眠から今回の山行がスタートした。初日は登り一方で無言でついて行く。Ⅼのヤジ~はトップを時々交代させリーダーシップを発揮する。鳳凰小屋唯一の暖房である堀こたつに入ると寒くてもう抜け出せない。他の登山者と濃密な時間を過ごし、風の音を聞きながら眠りにつく。2日目は風もなく青空が広がり最高の天気に恵まれ、山頂からの眺望は素晴らしかった。私たちはストックをピッケルに替えてアタックしたが、チェーンスパイク・ストックで撤退や難儀したパーティもあり、装備の重要性を改めて感じた。アットホームな小屋に戻り、主歴60年のご主人と記念写真を撮り、一気に下山。翌日は初めて足首痛を経験した。 (ターボ記)
今シーズンは2月まで雪が少なかったこともあり、トレースの消えた道を踏み抜きながら歩くという経験も初めてで、勉強になった。また、この日から営業を開始するという鳳凰小屋から温かい歓迎を受けたこと、こたつでぬくぬく温まりながらその日踏み抜きながら苦労して小屋にたどり着いた同志たちと語ったこと、翌日のすばらしい快晴の中地蔵岳に登れたこと、幸運にもハロ、幻日環、環水平アークという珍しい気象現象に出会えたこと、翌日から激しい筋肉痛が4日間続いたことなど、記憶に残ることばかりの楽しい山行だった。 (ハリー記)